2017年4月9日(日)の情熱大陸で京友禅職人の森本喜久男という方が紹介されます。

森本さんのことを知らない方も多いと思います。私も調べるまでは知りませんでした。

カンボジアに世界一の“織物の村”作った京友禅職人として取り上げられるようですが、とても興味深い内容だと思います。

テキスタイラーの森本喜久男さんについて調べて見ました。

 

テキスタイラー森本喜久男ってどんな人?

名  前:森本喜久男(モリモト キクオ)

生年月日:1948年

年  齢:69歳

出身地 :京都府

 

1971年:京都にて手描き友禅の工房に弟子入り。
1974年:レイデザイン研究所テキスタイルデザイン科卒業。
1975年:独立して手描き友禅工房(森本染芸)を主宰。
IKTT(Institute for Khmer Traditional Textiles ;クメール伝統織物研究所)代表。
1980年:初めてタイを訪れ、バンコクの博物館でカンボジアの絣布に出会う
1984年:東北タイの農村での手織物プロジェクトの設立に関わり、その後、草木染めの調査、指導を続ける。
1988年:バンコクに草木染シルクの店「バイマイ(「木の葉」の意)」を開店。
1992年:キング・モンクット工科大学のテキスタイルデザイン科の講師となる。
1996年:プノンペン郊外、タクマオ市にIKTT(Institute for Khmer Traditional Textiles ;クメール伝統織物研究所)を設立。

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森本喜久男さんはガンで余命宣告?

森本さんがガンと宣告されたのは2011年のことだったそうです。

病名は「膀胱ガン」。その時に医師から宣告された余命は、あと5年でした。

そして2013年にも再び余命宣告されているようであり、その時はあと2年ということだったようです。

 

しかし、最初の余命宣告を受けてから約6年が経過していますが、森本さんはまだお元気です。使命感や責任感そして何よりテキスタイラーとして楽しんで充実した日々を送られているからこそ余命宣告を受けてさえも負けずに過ごせるんだということを感じます。

 

また森本さんは、ご自身の生死観について、

「毎日がすごく楽しい。きょう一日やるべきことをやって終わる。すごく充実感がある」

という風にも語られています。

 

自分だけでなく、人は必ず最後がある。ということが森本喜久男さんの生死観となっているようです。

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カンボジア伝統の森や蚕祭りはどうなるの?

森本さんが余命宣告を受けいているいま、森本さんが作った「伝統の森」や蚕祭りの今後はどうなってしまうんでしょうか?

伝統の森って?

伝統の森とは、の森本さんが、現地で取り組んでいるプロジェクト「伝統の森・再生計画」のことなんだそうです。

ここでは森本さんをはじめ、IKTTのスタッフたちとその家族約200人(2010年時点)が暮らしています。

森本さんがこの伝統の森を作ったのは、伝統織物の復興のためなんだそうです。

ただ単に織物を再生させるというだけではなく、それを作る織り手を育てること。

そしてそこで暮らす人々の生活や環境まで再生しなければ、本当の意味での再生とはならないと考え、それらを全てまとめて復興させようと立ち上げたプロジェクトが「伝統の森」なんだそうです。

 

2002年7月に、まず約5ヘクタールから始まった「伝統の森」は、現在は約23ヘクタールの規模にまで広がっているそうです。

蚕まつりって?

蚕祭りは2003年から伝統の森で始まったお祭りのようです。

この蚕祭りは、仏教徒であるカンボジア人が生糸を生産する際に大量の蚕を殺生しなければなりません。そのために一年に一度蚕を供養する儀式として始まったそうです。

午前中は、お蚕さんを供養する儀式を行ない、IKTTの研修生全員で昼食をとります。食事の準備もみんなで分担して行ないます。食事のあとは、青空ディスコで盛り上がるのが定番のようです。
また、2008年からは、蚕まつりにあわせて「前夜祭」が行われてるようになり、メインイベントとなるのが、IKTTメンバーによるファッションショーです。

普段は毎日生糸を繰っている研修生や、織り機に向かっている織り手たちがステージに上がり、自分たちが織り上げた布を、自分たち自身でまとってステージに立つ」というのがこのファッションショーのメインのようです。

 

 

こうした伝統文化を守るために森本さんが作りあげた財産は、今後も脈々と受け継がれていくことと思います。

 

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まとめ

森本さんが命をかけて守ろうとするもの、それは伝統文化そのものだけではなく、その文化を作り上げる仕組みそのものです。

しかも現地のカンボジア人ではなく、日本人である森本喜久男さんが。

それは京友禅の職人としてテキスタイラーとしてのプライドと信念をかけた闘いなのかもしれませんね。

余命宣告を受けつつも信念を成し遂げようとする森本喜久男さんの勇姿を目に焼き付けておかなければなりませんね。